中国のフリーライド?
February 15th, 2016中国のオフロードバイクは一大ブームと言ってもいいほどの人気らしい。この動画のようなロケーションに恵まれているのも、理由のひとつだろう。うーむ、行って走ってみたい。
貧乏暇なしの諺どおり、去年はぜんぜん時間が取れなかった。レーザー検波もまったく手をつける事ができない。それでもやることは次から次へと出てくる。
もう、7年前になるがパラメトリック・スピーカーキットを出した。ドイツの雑誌にも記事が載った。気がついたら、世界中でパラメトリック・スピーカーを作っている人が出てきた。なんかうちのキットが色あせてきている。それで考えたのだが、前からのアイデアを実際に作ってみることにした。少し回路的には面倒になるが、できれば、大幅なコストダウンが可能になる。

もうひとつは、バイクの世界のことになるが、CDIを作ってみようと思う。CDIを自作している人は多いようだ。でも、点火ー放電に関しては、みんな同じ方法だ。電波畑の人間としては、ちょっとちがった点火方法を試してみたい。
今年も頭の中ではやることが一杯になってしまった。いくつ実現できるかわからないけど、やるしかない。雪も少ないことだし、時間はあるだろう。
KTM125,CR125用クラッチ・フリクションプレート取扱
October 18th, 2015125に乗っているとどうしてもクラッチを多用してしまうことが多い。KTM125に乗り始めて20年くらいたつが、クラッチは半年に1回の割合で交換してきた。
KTMの純正品は高価なので、CR125や社外品を使うことが多かった。それでも、CR125のクラッチでそろえると一式1万2千円ほどする。社外品も安いSUMOクラッチが円安で高くなってしまい、送料を入れると8千円以上になった。
それで、どこかに安いクラッチはないかと探していたら、あった。工場から直接取り寄せることで、1枚500円で販売できる。プレッシャープレートも取り寄せてみたのだけれども、機種によって少しきつい場合がある。プレスのバリを削れば、すんなり入るので、これは希望者だけにお分けしたい。
ラバー系なのでオイルに浸すと黒っぽく見える。
かなり半クラッチを当てながら、2タンク分走った。開けてみたが、まったく異常なし。純正品がペーパー系摩擦材であるのに対して、これは摩擦力の大きなラバー系。半クラッチをあてたときの感触もいい。これなら、減るのを気にせずに半クラッチが使える。ゲロにも使える。
ハムスクエアで販売中。
ブーンブーンブーンの真相
August 19th, 2015夜寝ているときはいつもラジオを聴いている。8月になってNHKのラジオ深夜便では、ビギンの『ハンドル』が毎晩聴こえていた。最初は何気なく聴いていたのだけれども、「ブーンブーンブーン」という歌詞を聞いていくうちに歌の光景が、うつらうつらと浮かんできた。
どうやら、港町の居酒屋に嫁いだおばちゃんが、旦那に向かってしゃべっているらしい。しかし、何回か聞いているうちに、どうも、何かがおかしいと気がついた。聞いているラジオは電離層で反射した電波なので、聞こえにくいときがよくある。そこでRADIKOで録音、書き起こしてみた。
『ハンドル』 歌:BEGIN 詞:比嘉栄昇

書き起こしてわかったのは、これ、デュエット曲なんだということ。四角の部分が旦那の歌詞なのだ。二人の歌詞が交互に歌われているので、何か変な感じがしたのだ。
歌の状況はこうだ。
「昔ふるさとに帰れんかった男」が始めた郷土料理屋に通っていた女が、そこの息子と結婚、店を継いだ。いつの間にか先代は亡くなって、同郷の常連もいなくなった。子供も大きくなって家を出て行った。旦那は店が開く前に釣りに行く身分だ。店の改装資金を借りに今日は銀行に行く予定がある。出かけようとしたら、車のハンドルがサカナ臭かったので、愚痴を言っている。
いくら会社登録している居酒屋でも、夫婦そろって銀行にいく必要はない。改装資金といっているのは、口実で実際は運転資金がほしいのだろう。つまり、経営が傾いてきているのだ。だから、社長婦人は無理に改装しなくてもいいと言っている。どこにでもあるような話なのだ。
地方から出てきた男が街で女と知り合って、居酒屋をやりながら家族を作った。そこで生まれた旦那はブリキのバスで遊びながら居酒屋の店先で育った。おもちゃのバスのハンドルを握っていたんだけれど、いまは本物の自動車のハンドルを握っている。ブリキのバスは、家族を乗せる自動車へと変わった。家族に店に飲みに来ていたおねーちゃんが加わった。子供も育てあげた。タバコの焦げ跡のあるテーブルで3世代そろってにぎやかで楽しい食事もあった。いまの家族は元おねーちゃんひとりになったけど、いまも立派にハンドルを握っているんだ。ブーンブーンブーンには、そうした実感がこもっている。
ハンドルは家族を養ってきたことの象徴なのだろう。
しかしもうひとつ気になるフレーズがある。
「今日はどこまで行きます ですか?」
ブリキのバスで、子供と一緒に遊んだときの会話が浮かんでくる。きっと子供は親のしゃべった口調を真似たはず。「ます ですか?」には、奄美大島出身の人がしゃべっていた記憶があるが、勘違いかもしれない。
それにしても、どこに行くのではなく、どこまで行くのかを聞いているのはなぜだろう? そう思って気がついたのがこの歌だ。
「思えば遠くに来たもんだ」とは距離を指しているのではない。長い時間の経過がある。改装する店を考えたとき、子供のころ遊んだ記憶が浮かんできた。「今日はどこまで行きます ですか?」は子供の視点から問いかけているのだ。私の人生はここまで来てしまった(年をとった)。いつまで今日という日があるのだろうか? まるでレプリカントが博士に迫っていう台詞だ。
子供のときと同じ建物に住んでいる、というのは、『パーマ屋ゆんた』で歌われた、故郷を出て行くテーマとは違うのだろうか? しかしお終いの「今日はどこまで行きます ですか?」が社長婦人でもなく、旦那でもない口調で歌われていることに気がつけば、『ハンドル』が『パーマ屋ゆんた』と同じストーリーにあるのだとわかる。二人以外の誰かが、この生はどこまで続くのだろう? と投げかけたとき、島を出た人々の暮らしが『ハンドル』に描かれていると見えてくるのだ。
SHINERAY社XY250GY-7取扱開始します
May 13th, 2015XY250GY-7の取り扱いは終了しました。補修部品の提供は続けています。
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すでにJNCC会場では、お知らせしていましたが、中国オフロードメーカー、Shineray社(シナリー、あるいはシンレイ)の最新モデルXY250GY-7、開発コードX6の日本での販売を開始します。
X6は今年1月に中国国内で販売が開始され、軽くて乗りやすいオフロードバイクとして大変好評を得ています。メーカーカタログ重量110Kg、シート高950mmとアジア人向けに設計、非常にコンパクトな車体が特徴です。
ハムスクエアでは、日本向けに保安部品を装備した公道走行可能なエンデューロバイクとして販売いたします。

販売開始は7月下旬を予定しています。現在、ハムスクエアで予約を受け付けています。予約した方だけに特価39万円(消費税、送料別途)でご提供。希望小売価格は44万8千円です。詳細は、近日お知らせいたします。
5月24日のJNCC爺が岳大会では試乗もできる予定です。
XY250GY-7スペック
車体 2130x820x1300mm
軸間 1460mm
整備重量 110kg
シート高 950mm
最低地上高 320mm
エンジン 水冷4ストローク
249ml,19kw/9000rpm,23N/m/7000rpm
フロント・リア 80/100-21,100/90-18
仕様は予告なく変わります。
オフロード走行専用車両。1人乗りです。
中国のエンデューロレースで走行するX6。

TackeeのJNCC認定タイヤ申請を行わない理由
February 18th, 2015はじめにVeeRubberタイヤをご愛用いただいている皆様に感謝申し上げます。ハムスクエアが今シーズン、TackeeコンパウンドタイヤのJNCC認定タイヤ申請を行わない理由について、もう少しくわしくご説明いたします。
最初に次のようにご説明しました。
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>ソフトコンパウンドタイヤ、TACKEEシリーズにて、タイヤサイドに亀裂が生じるという報告を受けました。当方が調べたところ、2重構造になっているゴムの接着面が剥離をおこし、タイヤサイド全周にわたって、ひび状になることを確認しました。下側のゴム、およびコードには、剥離は及んでいないので、強度面での劣化はありませんでした。
また、タイヤブロックの欠け、亀裂も報告をいただいております。これもレース用タイヤという使用条件を考えと、安全面に影響を与えるものではないと考えております。
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問題は、Tackeeコンパウンドのタイヤの多くに亀裂が入ることです。この亀裂がタイヤ強度に影響を与えていないのは、前の説明のとおりです。
Tackeeコンパウンドのタイヤにおきる亀裂は、表面のやわらかいゴムの剥離によるものですが、これはタイヤを切断、断面をチェックしてはじめてわかるものです。
しかし、一般ユーザーの立場から見ると、タイヤの外観による安全チェックは、亀裂、カット、コード切断などの見た目から判断します。つまりTackeeに起きている「剥離」はユーザーが、タイヤの安全性を確認できる要素のひとつを阻害している状態にあるわけです。
JNCCの表現で、次の文言がここに相当します。
「使用者に不安を与える「二重構造の接着面剥離」が製品の瑕疵と判断されやすい状況にあり、その安全証明が示されていない事。」
JNCCの見解はハムスクエアと微妙に異なるように見えますが、タイヤ認定制度を運営する立場上の違いによると考えています。
ハムスクエアでは、現在、VeeRubber社とこの剥離の問題を解決できるように交渉しています。ただ、時間的に今期の開催には間に合わないこと、また長期的に見た場合、剥離は使用には問題ないが解決するべきであると考えた結果、Tackeeの認定タイヤの申請を行わない判断をしました。何卒、ご理解のほどお願い申し上げます。
VeeRubber TackeeシリーズはJNCC認定タイヤからはずれました
お客様各位
ハムスクエア 代表 三浦一則
平素は格別のご高配を賜りまして、まことにありがとうございます。ハムスクエアは4年前からVeeRubberエンデューロタイヤ輸入元として活動してきました。安価で高品質のタイヤを販売することを目標に活動を行ってきました。昨年1年間、JNCC大会での認定タイヤとして販売をしてまいりましたが、以下の事情により、TACKEEシリーズのJNCC認定申請を行わないことを決定しました。
認定から除外される銘柄
VRM300
VRM140
VRM340
ほか、TACKEEコンパウンド
主な理由は以下のとおりです。
ソフトコンパウンドタイヤ、TACKEEシリーズにて、タイヤサイドに亀裂が生じるという報告を受けました。当方が調べたところ、2重構造になっているゴムの接着面が剥離をおこし、タイヤサイド全周にわたって、ひび状になることを確認しました。下側のゴム、およびコードには、剥離は及んでいないので、強度面での劣化はありませんでした。
また、タイヤブロックの欠け、亀裂も報告をいただいております。これもレース用タイヤという使用条件を考えと、安全面に影響を与えるものではないと考えております。
しかしながら、マーケットで問題が指摘されている内容に対し JNCCと協議した結果、公認タイヤ基準に抵触する恐れがあると判断されました。またVeeRubber社の対応が間に合わないこと、不具合の内容がライダーに不安を与えていることなどを総合的に判断した結果、TACKEEシリーズの認定タイヤの申請を断念しました。
ご愛用いただいているライダーの皆様には、たいへん申し訳ありませんが、なにとぞ事情をご理解いただきたいと存じます。
この内容をJNCC担当者様と協議したところ、3月8日サザンハリケーン、4月12日ビッグディアの2大会でのVeeRubberTACKEEの使用を猶予期間として認めていただけることになりました。担当者様の配慮に感謝しております。それ以後の大会においてVeeRubber TACKEEシリーズは使用できなくなります。
今後、関係各方面と協議を行い、懸案の払拭に努力していく予定です。今後とも、ハムスクエアの活動へのご理解をよろしくお願いします。