ヒマシ油チューン
June 20th, 2012木古内にはKTM125EXCで行ってきた。木古内は超ハイスピードの林道コースが続く。普段使っているGR2ではちょっと不安だったので、ヒマシ油を添加してやった。ハイオクガソリン20LにGR2を400cc、ヒマシ油を200cc混ぜた。
結果はもう絶好調。エンジンが一段軽くなったように回る。気持ちいいくらいだ。でも初日にアクセルワイヤーが戻らなくなるというトラブルが出た。2日目の1周には、崖に向かって全開になった。あまりに怖かったので、それからはアクセルを半分以上開けないで走った。
1L、3500円の747は最初からヒマシ油が3割くらい入っているらしいので、同じように回るのだろう。でも、純度99.9%のヒマシ油は1L、1500円で買える。GR2は1L、1200円くらいなので、1/3の激安で同じ効果が期待できるわけだ。
アクセルが戻らなくなったのは、アクセルワイヤーがCDIのボルトに引っかかるのが原因だった。終わってからわかった。
VeeRubberエンデューロタイヤ、木古内で好成績
June 18th, 20126月16、17日に北海道木古内町で開催されたSTDEにおいて、VRM211を装着したライダーが優秀な成績を収めました。ゼッケン92番の木下選手が17位、クラス2位でした。
コンディションは1日目が完全ドライで、ハイスピードな路面でしたが、2日目は若干雨が振り、作業道の一部ではヌタヌタでスリッピーな路面になりました。VRM211Bは、いずれの路面でも安定したグリップを維持しました。
私も走ったのですが、完走が精一杯でした。日頃、ハンダゴテより重いものを持たない生活なので、久しぶりのレースでは体力が持ちません。
一部サイズが欠品状態でご迷惑をおかけしているVeeRubberエンデューロタイヤですが、7月上旬に入荷する予定です。新パターンのFIMタイヤも加わって選択肢も広がります。安いけど速いVeeRubberでこれまで以上たくさんのレースに挑戦してください。
100%化学合成オイル
June 8th, 2012注文した次の日に届いたオイルを交換して走ってみた。交換したオイルはこれ。

20Lで送料込み約9000円。1Lあたり450円だ。
交換してみた感想はと言えば、まったくわかりません。通常、エンジンオイルは走行距離に比例して摩擦係数が増えていく。1000Km走れば、2,3割摩擦が増えている。劣化したオイルを新品に交換すれば、よほど悪いオイルを入れない限り、エンジンが軽く周る。フィーリングも良くなる。一般に鉱物性オイルよりも化学合成オイルのほうが摩擦係数が低い。
でも今回は、80Kmで交換した。オイルが劣化する暇もなかったはずだ。だから、新しいオイルの感想もわからない。オイルの銘柄は中国興行のSEAHORSEで100%化学合成だ。湿式クラッチも大丈夫だという。社名は中国だけど、日本のメーカー。
そんなわけで、あとはコマメに交換していこうと思っている。XZ250Rは1.3L入るので、1回あたり600円くらいで交換できる。とっても経済的。
Cheap OIL
June 7th, 2012ずうっと2stに乗ってきたので、エンジンオイルはいろんなメーカーの物を使ってきた。カストロール、MOTULなども使ったし、500ccで1万円する高級オイルも使ったことがある。オイルの成分には化学合成油、部分合成、植物性などがあった。
なかでも印象に残っているのは、精製ヒマシ油を使った時のことだ。薬局から一瓶2000円ほどで入手。20対1で混ぜてみた。夏場の月山エンデューロで使ってみたのだが、高回転が面白いように回った。KTM125EXC/02だった。ヒマシ油だけでは心配だったのでGR2を少し混ぜた。市販のエンジンオイルには防錆剤が入っている。
いま普段使っているのは、ホンダ純正GR2を40対1で使っている。通常の使用ではまったく問題ない。ギアオイルは農業機械用潤滑オイル80番だ。これもここ5,6年使っているが無問題。むしろ、2輪用ギアオイルよりもフィーリングがいい。1回あたり500円で交換できる。
今回輸入したXZ250Rは4stなので、オイルを探さなくてはいけなくなった。元から入っているオイルが何なのかはまったく不明。マニュアルの推奨オイルには10-40Wと書いてあるだけだ。9000回転くらいまで回るようなので、少しいいオイルを入れてみたいが、問題はコストだ。
カーショップなどで売っている高級オイルは、1Lで5,6千円するものが並んでいる。車の場合は、1度オイルを入れたら数千キロから1万キロ以上走るので、このくらいの値段でもいいかもしれない。
しかし2輪で、山の中でエンジンを酷使する場合は、そんなに長距離を1度のオイルで走ることはない。2,3度乗ったら交換だろう。2輪の場合は湿式クラッチとオイルを共用しているのでオイルの劣化は激しいからだ。
ネットで探していたら、100%化学合成オイルで1L500円というのを見つけた。早速注文してみた。使ってみて結果が良かったら、また報告してみたい。
XZ250R is copy of CRF250?
June 6th, 2012XMOTOSのXZ250Rはすでにヨーロッパ各国で販売されている。ブラジルでも売られているらしい。よく見るのが"copy of CRF250"というフレーズだ。
確かに2台並べてみると似ているような気がするが、細部はまったく違うことがわかる。エンジンもちがうし、シェラウドの形状も違う。似ているといえばフレームの形状だが、この程度は許されるんじゃないだろうか?

日本メーカーもかつては、海外メーカーのデザインに酷似した製品を作ってきた経緯がある。模倣は、新興国が先進国の技術を習得する過程で避けられない問題かもしれない。
日本人の平均賃金は、バブル以降低下を続けてきた。公務員と上場企業を除けば、300万以下の年収が大勢を占める。賃金が低下したにも関わらず、安い海外製品が入ってきたお陰で以前とそう変わらない生活を維持できていることにどれだけの人が気づいているだろう?
少し前にレースに出るにはいくらかかるかを初期費用というタイトルで書いたことがある。「バイク業界も、市場を守るだけでなく、価格を下げる努力をするときが来た」と書いたら、ホンダがCRF250Lを45万で出してきた。おそらくほかのメーカーも低価格バイクをだしてくるだろう。バイクメーカーの経営陣は、常に海外を視野にいれているから、価格の安い中国メーカーが最大のライバルと思っているからだ。
KTMもインドで生産を始めている。家電やパソコンと同じようにバイクも低価格競争に入ったことを認めなくてはいけない。
ところで、安くて高性能の中国バイクを日本の市場は受け入れるだろうか?
XZ250Rインプレッション
June 3rd, 2012今日も天気がよく、午後からXZ250Rを走らせた。マニュアルには、慣らし運転をしろと書いてあったが、昨日ゆっくり走ったので、今日はアクセルを半分くらい開けて走ってみた。走りだしてすぐにエンスト。あれっと思ったらガソリンがなかった。家に戻って、タンクからハイオクを入れる。けっこうガソリンを食うみたいだ。
今日は舗装路と林道をつないで走ってみた。上りでは、ぼぼぼぼぼと意外に大きな爆音をたてていく。トルクがある。砂利道に入って、少し開けながら走ると、リアがすぐに流れる。タイヤは中国製のモトクロスタイヤが入っている。空気圧は0.8くらいにしたので、グリップはいいはずなのに、トルクがあるためか、すぐにリアが空転する。これはあきらかにKTM125よりパワーがある。
じつはカタログではKEIHINのはずがデロルトがついていた。どうも30馬力バージョンが来たようだ。後半少し開けてみたら、おおっという感じでパワーが出てきた。日頃2st125に乗っているせいか、アクセルの開け方がわからない。でもスピードはすぐに乗る。
ううむ。これでもう少し軽ければ、文句なしなんだろうけど。
帰ってから、どこか軽量化出来るところがないか見てみると、まず、リアのスプロケットがKTMと同じ形状であることに気がついた。鉄からアルミに変えてみよう。リアフェンダーの下に鉄のパイプが走っている。これは取り外してしまえそうだ。サブフレームも鉄なので、頑丈すぎる感じがする。これはメーカーに次期モデルへの要望として伝えておこう。スイングアームもアルミにして欲しい。
もうちょっと値段が高くなってもいいから、改良して欲しい部分がたくさんある。それだけ面白いバイクだと思う。
XZ250Rの画像をまとめてみました。