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アイロンからフォトレジストへ
Soft66の基板製作には、長いことトナー転写方式を使ってきた。Press'n Peelから始まり、OHPシートの活用は、最終的に市販のものと遜色ない出来具合まで改善できた。しかし、ここに来てトナー転写方式の限界が見えてきた。それは、トナー転写では細いラインが出ないという点だ。これはSOPまでなら大丈夫だが、TSOPではトナー転写方式は使えない。
そこでフォトレジストを入手して、ここ数日、基板に塗布するところからやっていた。失敗を重ねたが、ようやく実用化のめどが立ってきた。後日、フォトレジストの塗布からエッチングまでを紹介したい。
BPF
周波数の拡張を行う前に、バンドパスフィルタを作ってみた。簡単なもので、トロイダルコイルやFCZコイルではなくインダクタを使ってみた。バラックで試してみると、入力側と出力側のインダクタを変えたほうが結果がよい。コンデンサの値も変えた。夜になって、7M帯に放送電波が混入してくる時間、従来のSoft66は混変調でほとんど受信できなくなった。バンドパスフィルタを入れたSoft66は、ほとんど昼と同じように聞こえてくる。なかなか調子がよい。バンドパスフィルタを追加したバージョンを作るかもしれない。Soft66B(BPFの「B」)としようかな。